監査法人、事業会社、独立、コンサル会社の会計士達の言いたい放題な僕達の今後
こんばんは!
昨日・今日が仕事始めの方も多いのではないでしょうか。
もしくは年末年始なんてないよ!か、8日まで休みですけど?のパターンかと思います。
僕は昨日が仕事始めでした。
先日の記事で初日から全力投球と書きましたが、
想定以上の激務となりブログの更新すらできずでした。
気合を入れて7時半に出社したものの、挨拶やら打ち合わせやらで、
結局2時まで仕事という休み明けにはしんどいものでした。
今は会議室でコーヒー片手にブログタイム(サボりではありません)です。
今回は毎年恒例となっている会計士新年会での話を紹介します。
年始の休暇で激務から束の間解放されているメンバーが多いこともあり、かなり無駄遣いをする飲み会です。
監査法人・事業会社・コンサル・独立した会計士が集まってする話
構成メンバー
まずはメンバー構成です。
当初は合格年次の同じ同期メンバーでの新年会でした。
年々仲のいいメンバーが増えて、紹介制のようになり、
現状は以下の合格後6年〜10年のメンバー9名で構成されています。
監査法人:4名(全員大手、中堅から転籍者もいます)
事業会社:2名
コンサル会社:2名
独立:1名
毎回話題に上がる話
働き方について
これは主に辛い思いをしているメンバーから発信があります。
おそらくどんな業界でも同じじゃないでしょうか。
毎日深夜帰りだ〜とかってやつです。
意外なのが、大手監査法人が中々激務だということ。
監査法人勤務者はみんな同意見でした。
- 働き方改革が最悪
- スタッフ(平社員みたいなもの)は早く帰る、パートナー(役員みたいなもの)も早く帰る
- しわ寄せはシニアスタッフやマネージャー(いわゆる中間管理職)にきている→僕達の世代です
- 人が少なすぎ、採用しても辞め過ぎ
皆最初はこの話ばかりです。
今の所改善見通しがないようで、聞いていて悲惨な状況だなと思いました。
これに油を注ぐのが事業会社のメンバーです。
原則定時帰宅。
収入の状況について
僕達は横の情報共有を徹底しており、お互いの収入をほぼ共有しています。
以前書きましたが、目線があると転職する際に役立ちますしモチベーションになるので。
個別には書けないので、ざっくり共有します。
監査法人:700万〜1,100万
事業会社:600万〜750万
コンサル会社:1,000万〜1,200万
独立:他8名平均の倍以上でした。。。
転職や残業の有無で差がありました。
高めな印象はありますが、監査法人やコンサルは死ぬほど残業している可能性があります。
僕にしても過去残業は200時間に達することが度々ありました。
仮に月収700,000円でも定時内165時間+残業200時間だと、
時給1900円くらいだったりします。
昔やっていた家庭教師のバイトより時給が低い。。。
あと驚いたのは独立したメンバーの収入が高さ!
独立1年目、M&Aの案件を1件成約したとかで一過性だとは言っていました。
恋人の状況について
働き方と収入の状況についてが、1次会の最初1時間くらいです。
お酒が入ってくると女性問題の話に移ります。
一例をご紹介します。
僕を含めて3名の独身男がいます。
最後まで独身だったメンバーには罰ゲームが課せられるというルールがあります。
・叙々苑遊玄亭でアラカルトパーティを全員分奢る
人数が増えた今、全く笑えない罰ゲームです。もうゲームではないです。
遊玄亭はご存知でしょうか?叙々苑の高級店です。馬鹿騒ぎするお店ではありません。
全国各地にあるので、罰ゲーム対象者の所在地に近いお店で開催されます。
なお、過去メンバーが少なかった際、既に1度執行されています。
店によって値段が違う叙々苑ですが、遊玄亭銀座並木通り店。
叙々苑の全店舗中、もっとも高いと言われる店舗です。
未だに忘れません、特選カルビ一皿7,000円。
当時若干みんな遠慮する雰囲気もありましたが、
5名でお会計は10万オーバー。
2次会は被害者を労う会になります。
僕は離婚したことで、再度対象者となりました。
なお、大半のメンバーが対象にならないということで、
離婚した場合も同様の罰ゲームと追加ルールもできました。
離婚して悲しい、へこんでいる中、さらに奢らせるという悪意しかないルールです。
こんなアホなことも考えるメンバーもいますが、
全員僕が離婚した時にはすごく励まして協力してくれた良いメンバーばかりです。
結果的に全員が複数回、紹介か合コンを開催してくれるという感動する話もあります。
感動は全くしませんが特に感心したのは、マッチングサイトの利用について。
- 本気で考えてPDCA実践したら人気全国1位目指せるんじゃない?
この発言から始まり、当時僕を含む独身だった4名がマッチングサイトにチャレンジすることになります。この話は長くなるのでまた別の機会に。
2次会は僕達の今後がテーマになった
上述した3つのテーマはほぼ毎回話題になるテーマです。
他の話はその時々のトピックです。
フローだけじゃジリ貧だ
所得税の累進課税という仕組みがあります。
5%から始まり、最高税率45%という所得に応じた税負担を求める制度。
個人の節税には限界があります、
保険?医療費?住宅ローン?iDeCo?そんなもんです。
法人ならもっとやりようが。。。独立したメンバーがいると尚更実感します。
頑張っても頑張っても手取りが増えた実感がない!
※バカな罰ゲームやっているからという指摘はなしで
サラリーマンこそフロー(給与収入)じゃなく、
ストック(資産)の収入をふやさないと!って話です。
譲渡益なんて税率20%じゃん!と連呼するメンバーがいました。笑
監査法人の将来性がきつい
監査法人は経営が下手?
1番は上の方で書いた人手不足の問題です。
監査法人って会計や税務のプロがいるのに、
何で自分たちの人繰りすら上手くできないの?って当事者の監査法人勤務者たちが思うそうです、悲鳴に近い印象でした。
あくまで会計の専門家とか言っている上のパートナーは会計士自体辞めちまえ!とかって過激な発言がバンバン飛び交います。
東芝問題の経験、そもそも日本の監査って大丈夫?
監査法人の話題だと、直近では東芝の不正問題がありました。
会計士の責任の範囲や対応の仕方など色々話はありましたが、
今の日本の監査法人の体制については同感でした。
結局のところは、馴れ合いになってて監査人としての機能果たせてないのでは?って話です。
大手監査法人は4つしかありませんからね。。。
この事件もきっかけの一つと言われてますが、
準大手監査法人で業界再編が始まっています。
売上規模で言うと業界5位と10位の合併。
売上規模では合併後も4位のあらた監査法人には届きませんが、
監査対象会社数はあらた監査法人を抜いて業界4位になるようです。
海外投資家の信頼という点もあり、
会計士個人や一監査法人はもちろん、日本としても簡単に処理できる問題ではありませんが、当事者も問題意識は持っていました。
いつもお決まりの最後の話題
みんなで起業するか!っです。笑
実現する日は来るのかな^^;