仮想通貨の税金!確定申告の必要書類と計算方法は?会計士が計算してみた
こんばんは!
仮想通貨元年と言われる2017年が終わり、
税金はどうなるのか?そもそも確定申告ってどうやるのか?
こんな状況の方も多いかと思います。
そこで今回は、僕が実際にやってみた流れをご紹介します!
なお、税理士も税務署も本格的な対応は今回が初めてです、
ネットの情報も参考になりますが、不安な部分は税務署に相談しつつ進めたほうが良いです。※僕が税務署に確認した際も、確認に時間がかかっていました
雑所得だ、税金高いよって流れは以前記事にしてますので興味ある方は参考にどうぞ。
確定申告に必要な書類、サラリーマンの場合
僕は給与所得者です、ふるさと納税もありますが今回は仮想通貨に絞ってやってみます。
準備した書類は下記4つです。
各種控除がある場合、そちらの資料も準備します。
- 確定申告書A
- 源泉徴収票
- マイナンバー
- 仮想通貨の取引明細
実際に申告資料を作成する際は、国税庁の確定申告作成コーナーを利用すると便利です。
確定申告書A
下記国税庁のHPからフォーマットはダウンロードできます。
便利な確定申告書作成コーナーを使う場合、フォーマットだけ印刷する必要はありません。
源泉徴収票とマイナンバー
どちらも確定申告書の添付書類として必要です。
源泉徴収票は原本、マイナンバーは写しを本人確認書類として提出します。
仮想通貨の取引明細
取引明細の提出義務はありません。
税務調査をはじめとする税務署から指摘があった時に必須の書類となります。
データでも紙でも構いませんが、必ずご自身で保管しておきましょう。
→ビットフライヤーであれば、お取り引きレポート
→Zaifであれば取引履歴
仮想通貨の税金を計算してみる
実際は計算自体は簡単、とにかく手間なだけ
税金の計算が難しいと紹介されていることもありますが、
四則演算ができれば計算できます。
ただ、人によっては取引数が多く、計算量が多いので手間がかかるというだけです。
こちらもエクセルなどで計算したり、簡易な計算手法とれば容易になります。
税金を計算する基本的な考え方
売却値−購入値=利益です。
売却値は売却した時点の時価なので悩む部分はないです。
購入値は、1度しかかっていなければわかりやすいですが、
複数回購入していると計算方法が少し複雑になります。
移動平均法or総平均法(継続適用が条件)
下記国税庁から出ている資料の切りはりです。
移動平均法の場合
こちらが基本の計算手法です。
これくらいの取引量ならいいですが、
取引件数が増えるとかなり厳しくなってきます。
エクセルで自動計算組むことがありますが、
取引件数が多い中、移動平均法を用いる場合は必須かもしれません。
総平均法の場合
例えばビットコインの場合、総平均法の場合の1単位あたりの購入値計算方法は、2017年度に購入したビットコインの金額÷2017年度のビットコイン購入枚数
取引量が増えてもそれほど難しくはないと思います。
僕は今回総平均法で算定してます。
保有している仮想通貨毎に購入値を算定し、利益を計算
保有している仮想通貨毎に総平均法で購入値を算定します。
後は簡単、(売却した時点の時価−計算した購入値)×売却した枚数で利益が計算できます。
確定申告の方法
確定申告は自分でやってみましょう
ここからは本当に簡単です。
上述した確定書作成コーナーに行ってみてください。
指示に従って進めるだけです。
基礎情報等の記入はありますが、主な部分は下記内容です。
- 給与所得について源泉徴収票を参考にして記入する
- 雑所得・その他に今回計算した仮想通貨収入を記入する
- 控除出来る項目を記入する
- 税務署に提出
どうしても不安ならやっぱり税務署です。
税金払いますって言いに行く話なので、とても親切に教えてくれます。
もしくは、並ぶ可能性が高いですが、全国の国税局で確定申告を行う会場が設けられています。その場で教えてもらいながら、すぐに終わります。
平成29年分確定申告期の確定申告会場のお知らせ|お知らせ|国税庁
税理士に依頼するメリット
単純に計算の手間が省けること、間違える不安がなくなることだと思ってます。
計算方法や考え方など教えてくれると思いますが、
それこそ税務署に聞いたり国税のHPでもわかりやすく掲載されてます。
規模が大きい場合にお願いするイメージです。
取引量それほど多くなければ、自分でやっても数時間で終わりますよ。
確定申告だけなら、ビットフライヤーがとてもオススメ
僕はビットコイン他、6種類の仮想通貨保有しています。
昨年は買い増しはしているものの、売却しているのはビットコイン、ビットコインキャッシュ、モナコインの3種類だけで計算は楽でした。
ただ、取引所によって手間が違いました。
もうちょっと利用者目線に。。。という所もある中、
ビットフライヤーは断トツで楽でしたよ!
全データ出力して、エクセルに貼って加工して終わりでした!
とっても簡単なので不安に思う必要はないですよって記事でした。